★yukiちゃんとの出会い

あれは(2003年)7月の16日。
私の日記が検索されたキーワードを見てたら「ラジオスターの悲劇 日本語訳」というのが1日に2度もあった。どうやら2度とも違うヒトらしい。
日記の前書きのスペースに、「7月16日の〜時(午前中だった)と13:10に『ラジオスターの悲劇 日本語訳』の検索でこの日記に辿り着いた方たちへ。 私が訳しますから連絡下さい!」と書いておいた。
そしたらその夜、yukiちゃんからメールが来たのだ。「13:10の女」という件名で。

住所が歩いていけそうなくらい近かったのでびっくり。

結局色々あって、実際に訳せたのは1ヶ月あまり後となった。すぐにyukiちゃんからメールで感想が来た。
「会ってお礼を言いたい」と言われたが、お礼を言いたいのはこちらの方だ。もともと大好きな曲の歌詞を、細かいニュアンス まで理解する機会を与えてくれたことに感謝している。

せっかく家も近いのだし、一度会いましょうということになり、9月8日にうちの近所で一緒にお食事した。

ネット上の人間関係が一番心地よいという方も多いようだが、私はネットを通じて興味が湧くと、すぐに会いたくなる。ネット上で気が合った相手というのは、 不思議と会っても印象を裏切らない。今回もネットのおかげで、良い友達を一人得られた。

「2000年間で最大の発明は何か」(ジョン・ブロックマン編)という本のなかで、100人を超える知識人たちの答えの中に、印刷機、アスピリン、テレ ビ、蒸留法、乾草、麻酔、アラビア記数法、鏡、量子論に混じって「インターネット」という回答が複数見られた。当時まだPCを持っていなかった私は、この 答えをウケ狙い的にしか感じなかったが、今なら大変な実感を持って同意できる。


(2003年)


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